滝沢歌舞伎@新橋演舞場
今年のはじめに野田地図をみてから、今年度中には生で歌舞伎を見たいなと思っていました。が、まさか滝沢歌舞伎を見ることになるとは。
急遽決まったので、そもそも滝沢歌舞伎って何?というところから慌ててリサーチかけました。
・去年から三宅健くんが出てる
・ここに出ているJr.のグループがSnowman
・林くんがひとり選抜
・今年は室龍太くんがいる。
事前に理解できたのは以上。
え?歌ったり踊ったりするんだよね??噂の腹筋太鼓って聞いたことあるけど、歌舞伎とどう関係あるの??ワイドショーでド派手に水が濁流のように流れてたけどあれは何なの???
あまりに未知の世界すぎて、内容理解は諦め。念のため観劇にあたってドレスコードとかあるか確認しました(念には念を)
さあ!はじめて来ました演舞場!!!
平日の昼公演、開場1時間前にも関わらず既に長蛇の列。後から知ったのですが、食物販が数量限定なんですね。チケットの記載だと開場から開演まで30分だったけど、さらにロビー開場なるものがあって、実質開演の1時間前から入れる…って、え、聞いてないんですけど。←
たまたま早めに到着していたのでお弁当買えたけど、知らずに定刻できたら無理でした。このロビー開場で入らないと食物販はまず買えなさそう。
しばし劇場内をウロウロして、パンフレットを購入したらあっという間に開演。
というわけで、
ここから先の感想には本編のネタバレを含みます。
とにかく圧巻の滝沢ワールドで、すっっっっごいジャニーズっぽいショーでした。(語彙力)
まずお滝様の存在感が抜群に凄かった。どんなに沢山のJr.に囲まれようと、暗がりにいようと、マスクつけてようと「あれはタッキーだ。」と分かる圧倒的なオーラ。動きや身体的な特徴じゃない、これがスターのオーラと平伏すしかない。
三宅健くんも同様。
タッキーから紹介される同時に、神のごとく登場して歌ったMaybe。ちょっと先に言っておいてもらわないと。突然歌われたらハートがもたないかっこよさだった。
あんなスタイリッシュに手話をダンスに取り入れることって可能なんですね。100年先まで愛を誓うやつとか、世界がひとつにな〜るまで〜〜♪っていうののイメージが強かったから衝撃的でした。
っていうか、さっきまで和楽器の音に全力の和世界だったのに、いきなり現代???と初心者は早くもここで滝沢歌舞伎の謎にぶちあたりました。
歌舞伎どこいった???
この後も、帝王のような威圧感もった健くん登場して剣士のパフォーマンスがあったり(非常にかっこいい)、林くんが一人芝居で「こどもつかい」をやったり(演技力が高すぎて恐怖のどん底)、ジャニーズといえばのマスクがあったり(硬い面じゃなくて布っぽい面のマスクが新鮮)、とにかく楽しい。でも…
歌舞伎どこいった???(2回目)
そして超大きな太鼓が出てきたと思ったら、健くんがその上に登って裸足でタップダンス!
まさか和太鼓の上でタップダンスしようと思った人類ってこれまでにいた?パフォーマンス的にはちろんすごいのだけど、太鼓と人間の比率がおかしいし、太鼓の上で人間が踊る光景見たことないし、この発想が超ジャニーズだなって思いました。
驚いている間に太鼓が増えて、中央にはどう考えてもヤバそうな態勢のケンタッキー。タッキーと健くん、トランプみたいになってるけど…
お、叩き始めた。
え?回った。
っていうかなかなかの高速で回ってる!?!?
は!いつのまにか周りのJr.も回転してる!!!!
もう無理!!!全然意味分からない!!!(褒)
舞台上でお化粧がはじまって、上手にタッキー、下手に健くんでどちらを向いたらいいか迷うところ。髪をしまって白塗りになって、どんどんメイクが進んでいくのだけどタッキーが早い!健くんチラチラ見てちょっと笑ってるし、と思ったら、どうやらこの回は健くんのメイクがややスローペースだったらしく指摘されてました(笑)
忘れた頃に、白浪五人男、五右衛門、娘道成寺と歌舞伎の要素が盛り込まれた!!と思ったら一幕が終了。
二幕は全体を通して鼠小僧。
ようやくSnowmanの人気の理由が分かったような気がしつつも、特に佐久間くんの人が良すぎるお殿様と、出落ち感がすごい深澤くんのおまるちゃんが秀逸でした。林くんと室くんは声が通るし演技も上手でもっといろんなお芝居見てみたいと思いました。
最後の最後で大量の水を使った演出があって、バケツひっくり返したりホースで水浴びせたり楽しそうでした!!
出演者が勢ぞろいで大立ち回りになるシーンはとっても豪華だったけれど、Jr.の子たちが明るい水色の衣装なのに、健くんもブルー系の衣装だったのが1つだけ気になったところかな…。
タッキーは赤で、その対になるのが健くんなのに見失ってしまうから、別の色にするとか異素材で目立たせてくれたらよかったのにと思ってしまった。役柄的にはブルーでいいんだけど、目立たないのもったいないよー!!
途中から薄々気づいたのは、細部に意味を求めたら負け!純粋に楽しんだもん勝ち!と思ったので、歌舞伎どこいった?っていう邪念は早めに捨てました。(笑)
歌ったり踊ったり、高いところから登場したり、暗転の瞬間飛び降りたり、エンターテイメントのフルコースって感じでした。
初めての滝沢歌舞伎、とっても楽しくて思わず体を鍛えたくなるショーでした!!