tempestorm

じっくりコトコト煮込んだヲタク

JOHNNYS' YOU&ME ISLAND(前編)

帝国劇場『ジャニーズ YOU&ME アイランド』

 

YOU & MEと書いて「夢」と読むセンスがとってもジャニーズな舞台、通称ジャニアイに行ってきました。

帝国劇場らしい華やかなショーでとても面白かったです。
前評で聞いていたほど「全然ストーリーが分からない」ということもなくて、純粋にショーとして楽しめました。

 

以下、感想はネタバレを含みます
ストーリーの流れとか無視して思いつくままに備忘録。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■SHOW MUST GO ON
舞台はとあるショー劇場。座長のショウは"最高のエンターテイメント"を求めて、公演中の事故にも動じず、ガムシャラにショーを続けようとする。
座長のプレッシャーと比例して、取り憑かれたように"Show Must Go On"を貫くショウと、はじめたは必死についていこうとするカンパニーの面々だったが、次第にレンとカイトも気持ちが離れていく。

 

というわけで、しょっぱなから紫耀くんがフライングで飛ぶ!として事故る。
さすがに劇場が崩落しそうなのにSMGOは…と思うけど、"周りが見えなくなってるショウ"="5秒でわかるEndless SHOCK"って感じで、アイランド初心者にも優しかった。 

 

■輝きのトライアングル、Prince
"時にはライバルで、良き理解者"との紹介で、満を時して登場するのPrinceは、最初から最後までショウを見守るサイドで、離れていく子に対しても、否定も肯定もしない中立の立場。

 

舞台の後方からスッと登場した瞬間は「舞台に立つ岸くん、久しぶり〜〜!!!」と立ち上がりそうになるのをグッとこらえ、防振ボタンを両手でホールド。姿勢がいい!!声がいい!!顔がいい!!すなわち全部いい!!(甘)

すごい勢いのスパークの中から登場するので、先頭でスタンバイする岸くんが、暗闇の中ものすごいしかめっ面で目の前の火花と戦っているのも必見でした。

登場曲がスーパーマイナーチューンで、"戦乱の世に生まれてしまった美しく儚い闘志むき出しのPrince"(超主観)だったんですが、サンバでは笑顔になって、速攻で二面性見せつけられた初心者の気持ちも考えてほしい。軽率に好きになっちゃうから。(クレーム)あとサンバのイントロは、これから壮大な物語がはじまるよ!!!っていう匂わせがひどくて非常に好きです。

 

■春の踊りはよ〜いやっさ
最高のエンターテイメントのためには、まず自国の伝統を心得よ!ということで、四季の美しさ、殺陣、和太鼓など、“日本独自の芸能”が続く。

 

横並びになった和太鼓のどセンターで岸くんがせり上がってきます!!!!(大声)
前評で散々見て覚悟はしてたけど本当すごかった。ソロで演奏リードするし、曲が進むにつれてどんどん反りかえるし、舌ぺろで呼吸を整えながら、あの数分間でめちゃくちゃ"命燃やしてる"のすごくかっこよかった。1打ごとに1年寿命縮まりそうなくらいの迫力で、もういい!!!もういいから!!!!と、魂が震えました。ものすごい疲労感。(←見てるだけ)

 

 ファンカッションはWSでもチラッと映っていたけど、劇場でみると迫力が全然違う。あの人数が一同に動くには狭そうな空間を自由自在にフォーメーション組み替えながら叩くのは本当にすごかった。生で見られてよかった。

KINGのサークル和太鼓とJr.マンションも初めて生で見たけど本当すごくて"死ぬまでに絶対見たい絶景"でした。単純に1つの舞台上にあの人数の生身の人間が立つ光景すごい。エネルギー強すぎてめっちゃ疲れた。(2回目)

Love-tuneの殺陣は、SHOCKの山賊のシーンを思い出してキャー!と思ってると、KYO TO KYOを彷彿とさせるドラゴンが登場するのでお気をつけください(何を)

 

 

■戦いの歴史
美しい日本の伝統から一変し、同時に向き合うべき日本の歴史のパートへ突入。
東京大空襲(Kユウタ)、神風特攻隊(ゲンキ)、硫黄島の戦い(Jユウタ)と、連鎖的に続く悲劇。さらにKユウタの「学徒動員!」の号令で、多くの少年たちも悲劇に巻き込まれてゆく。
幼いながらもそれぞれに希望や懐疑心を抱きつつ真っ直ぐにライフルを構え、次第に周囲に同調し、悲劇を突き進む少年たちのマーチング。

 

めっちゃ辛い。ドラマでも自担が死ぬの耐えられないのに、目の前で岸くんが倒れこむのとか辛すぎた。岸くんの手が大きい×弟役だった川崎くんの手が細すぎて、なんかもう手首余ってたし(見過ぎ)

時代が時代なら、学徒動員に該当してたであろう年頃のJr.がライフルのマーチングするの見たら色々考えてしまった。
体型にあわない大きな軍服を着ていた少年たちが、白い衣装と血の色になったライフルに持って昇華していくシーンは、とても息苦しかった。改めて平和ぼけを痛感させられ、平和ってなんなんだろうかと考えた。 

 

 

■オリンピックと復興
敗戦国の日本が急速な復興を遂げた一因、東京オリンピック未曾有の災害でボロボロになりつつある日本は2020年、再び東京オリンピックを迎える。派手めなセットに切り替わってキラキラと華やぐトウキョウ。

 

岸くん「復興のショーチョー(象徴)」が結構言いづらそうであやしかったけど、噛んではいない!噛んではいないのでセーフセーフ!!!(甘)


星を模った観覧車みたいなやつで、ぐるんぐるんするトラジャ。アイコンタクトでタイミング合わせてるトラジャが職人すぎてとてもかっこよかった。丁度うみんちゅくんの手元に、七五三掛くんの足があって、回る前にバシバシ叩いてて一気に平和な気持ちに…(合掌)

 

 

■書道パフォーマンスから描いた未来
大きな筆を肩に担いでKユウタ登場。上手でJユウタ、下手でゲンキ、センターでショウのフライング。
「Johnnys' 夢(Kユウタ)Is(Jユウタ)land(ゲンキ)」で描き、最後に全員で紐をひくと「You&Me」ロゴが現れる。
書道をきっかけに、アクロバット、HiB Dream、夢のハリウッド、描いた未来〜たどり着くまで〜と、華やかなステージが続く。

 

斜め45度で筆を担いでセンターに現れた袴のイケメン、岸優太くんっていうですけど!!ってもう声高に世界の中心で叫びたい衝動をグッと堪えまして。廉くんのアシストを受けながら大きな筆で一等入魂。飛び散る墨を顔面で受け止めてます。後半はやや髪が伸びてきて真っ白なハチマキがサン●ャイン●崎みを帯びてきてましたが、それもまたいい!!(激甘)

クロバットはノエルくんが完全優勝のパフォーマンス。HiB Dreamで盛り上がりーの、夢のハリウッド。トラジャ初のオリジナル曲だそうで色々号泣。俺らの〜心一つに〜♪って、絶妙にギラついた闘志とうっすら哀愁を共存させられるあのパフォーマンスは、絶対にトラジャしか歌えない曲だった。


そ・し・て!透過スクリーンに映った半円の地球に立つPrinceが登場。
マッピングされた映像とダンスがリンクして、本当にトライアングルが輝いてた。(滝泣)岸くんの歌い込む表情とか、通常営業な肩入れ具合とか含めて、ずっと見ていたい綺麗な景色だった。引きの映像と寄りとマルチアングルでぜひ円盤化ご検討ください!←当方、必死です。

描いた未来の終わりでフラッグが降りてきて、次の曲へ続く流れも綺麗で素敵だった。
超濃いめのフィルターかかってるけど、それにしても岸くんのフラッグの振り方ってすごい丁寧ですよね?旗の先まで細胞レベルで神経繋がってるのかと思うくらい繊細で、めっちゃ好きなシーンでした。(デレデレ)

 

がっつり重たい戦争シーンのカタルシスから、ご多幸感溢れるトニトニでやっと解放される。KINGのバトンはやっぱりキラキラしていていいなぁ。スウィンギン スウィンギン♪って曲でOPの「愛は味方」のファンタジー感が帰ってきて1周した気がしたと思ったら、謎の少年の「未来のことは僕たちに任せて!」で、1幕終了。 

 

 

長くなりそうなので、2幕は次記事にて。