NODA・MAP 「足跡姫」〜時代錯誤冬幽霊〜
全日で当日券が出ていると聞いて、並んできました。
平日にも関わらず、販売2時間前にすでに結構な人数が並んでいましたが、野田地図の当日券は、本来通路になるような隙間にもかなりの席を作ってくれるので本当にありがたい。
宮沢りえさんは「MIWA」以来だったのですが、どの角度から見ようともれなくお美しくて、あんな細い身体のどこからこんな声がでるのか…。
「中村勘三郎へのオマージュ」ということで、年明けから歌舞伎についての本をいろいろ読んだりしてちょっと予習していったのだけど、そこまで知らなくても楽しめる舞台でした。
どちらかというと、歌舞伎<勘三郎さんの勉強の方がよかったのかも。
怒涛の言葉遊びが軽妙で、こんなに1語1語が聞き逃せない脚本を、年1ペースで書いてるなんて信じられないし、コンスタントに観る事ができるってありがたい。
勘三郎さん本人か、葬儀の弔辞か忘れてしまったけど
「肉体の芸術って死んだら全てが消えてしまうから、本当に寂しい」(※ニュアンス)
っていう言葉の重みを感じた2時間半でした。